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樹木の花と実

花から実へ[樹木編]

高知県中西部における樹木の花と実の写真


日本有数の自然環境に恵まれた高知県の中西部(特に中土佐町と近隣市町村)も雄大な太平洋や日本最後の清流と言われる四万十川などに隣接し、多くの樹木・林・森林が残っています。特に中土佐町大野見地区は、その地区面積の97%を山林が占めています。このページでは、高知県中西部の身近な林・森林・山里・庭などに観られる 樹木の花と実果実)の写真画像)を対比した一覧表の形で掲載しています。

五十音順(アイウエオ順)花から実へ[樹木編]リスト

ナワシログミ(苗代茱萸)
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ナワシログミ(花)
花期:10月〜11月【グミ科】 ナワシログミ(苗代茱萸)は、関東以西の本州・四国・九州に自生する常緑低木。秋に淡黄褐色の花が咲く。葉の裏面は銀色の鱗状毛が密生し、褐色の鱗状毛が混じる。果実は長楕円形で、翌年の5〜6月に赤く熟す。良く枝分かれし短い枝が棘になる。
ナワシログミ(苗代茱萸)
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ナワシログミ(実)
果期:翌年4〜6月【グミ科】 ナワシログミは秋(10〜11月)に花が咲き、果実は翌年の初夏、稲の苗代の時期に赤っぽく熟す。食用にはなるが美味とは言えない。葉は硬い質感で、葉の縁は波打ち、葉の裏は光沢のない白っぽい鱗状に褐色の斑点が点在する。

ネズミモチ(鼠黐)
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ネズミモチ(花)
花期:6月【モクセイ科】 ネズミモチは、別名タマツバキと呼ばれる常緑低木〜小高木。6月頃新枝の先に円錐花序を出し、白色の小さな花を密に咲かす。花冠は筒形で先端は深く4裂に、雄しべ2個、雌しべ1個。果実は長楕円形で、晩秋に紫黒色に熟す。葉は厚く革質で光沢がある。
ネズミモチ(鼠黐)
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ネズミモチ(実)
果期:10〜12月【モクセイ科】 ネズミモチの果実は、長さ8〜10mm程度の棒状楕円形、初期は緑色で後に表面に粉をふき12月頃には紫黒色に熟する。完熟した果実は日干しして民間薬として利用。葉は厚く革質で光沢がある。

シロヤマブキ(白山吹)
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シロヤマブキ(花)
花期:4月〜5月【バラ科】 中国・台湾原産、樹高1〜2mの落葉低木でヤマブキに似る。花は白色4弁で、花の下に副萼がつく。葉は単葉で互生する。シロヤマブキの果実は痩果(そうか)で、1つの花に黒色の実を4個ずつつけ、翌春まで残ることがある。環境省レッドリストで絶滅危惧IB類(EN)に指定。
シロヤマブキ(白山吹)
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シロヤマブキ(実)
果期:9〜10月【バラ科】 シロヤマブキの果実は痩果(そうか)で、長さ約7mmの楕円形。一つの花に4個の果実を付け、果皮は黒色で光沢がある。果実は翌年の春まで残る事が多く、花と同時に見られる。葉はヤマブキと異なり対生する。

スミカン(酢蜜柑)
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スミカン(花)
花期:4月〜5月【ミカン科】 スミカンはミカン科の常緑低木〜中高木。当地では別名モチユ(餅柚)、ブシュカンなどと呼ばれ、旬の魚メジカ(新子)など美味しい魚料理に欠かせない存在となっている。春に白い花をつけ、果実は晩秋に熟すが、メジカなど旬の魚には青い実の状態の物を輪切りにして、果汁を利用する。
スミカン(酢蜜柑)
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スミカン(実)
果期:7〜11月【ミカン科】 スミカンの果実は5月頃に結実し、地元高知県では6〜7月頃に青い果実を収穫し、新鮮なメジカ(マルソウダと呼ばれるサバ科の鰹の仲間)の刺身に、スミカンの果汁と摺り下ろした外皮(香りが良い)に醤油を適量加え食べるのが、この時期最高の魚料理です。

サンショウ(山椒)
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サンショウ(花)
花期:4月〜5月【ミカン科】 サンショウは枝にトゲをもつ落葉低木で、春に葉腋部分に緑黄色の小さな花を多数つける。葉は互生する奇数羽状複葉で11〜19枚の小葉よりなる。小葉は揉むと得意な香りがする。若葉を魚の刺身や筍料理などに添えて食用・香辛料、また果実を薬用に。
サンショウ(山椒)
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サンショウ(実)
果期:9〜10月【ミカン科】 サンショウの雌花は、球果が結実し果皮には芳香がある。初め緑色であるが、熟して赤褐色になり、裂開すると中から黒い光沢をもつ球形の種子が出てくる。葉を揉むと山椒の香りがある。果実は香辛料に、若葉は山菜に利用される。

ヤブコウジ(藪柑子)
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ヤブコウジ(花)
花期:6月〜8月【サクラソウ科】 山地の樹下に自生する常緑小低木。別名ジュウリョウ。花は白色または薄桃色で、下向きに咲く。花冠は深く5裂し、卵形で先が尖り、紫色の小さな斑点がある。雄しべは5個で、雌しべを囲むように並ぶ。葉は単葉で互生し、茎に1〜3段輪生状につける。
ヤブコウジ(藪柑子)
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ヤブコウジ(実)
果期:10〜11月【サクラソウ科】 ヤブコウジの果実は核果で下向きに付き、直径5〜6 mmの球形となり秋に赤く熟す。別名十両(ジュウリョウ)とも呼ばれる。樹高が低く、冬の野鳥の餌としては、ナンテン(南天)などに遅れて食べられている。


コボウズオトギリ(小坊主弟切)
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コボウズオトギリ(花)
花期:5月〜9月【オトギリソウ科】 ヨーロッパ原産の半常緑小低木。直径2cm程度の黄色い5弁の花びらで、花弁より長い雄しべが沢山(20数本ずつ5つの束になる)あるのが特徴。別名はヒペリカム アンドロサエマム。花も魅力的だが果実は観賞用として人気で、緑->黄->赤->黒と色の変化を楽しだり、生け花などでもよく利用。
コボウズオトギリ(小坊主弟切)
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コボウズオトギリ(実)
果期:7〜10月【オトギリソウ科】 コボウズオトギリの果実は、刮ハで長さ10o前後の広長楕円形、熟すにつれ色は赤〜紫〜黒と変化していく。花よりも実のほうが観賞用として人気があり、果期の枝を花材として利用する。

コムラサキ(小紫)
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コムラサキ(花)
花期:6月〜7月【シソ科】 コムラサキは樹高1〜2mになる日本原産の落葉低木。別名はコシキブ。葉腋から短枝を出し、集散花序に淡紫色の小さな花を付ける。秋に小さな紫紅色の果実をつけ観賞用に利用。葉は単葉で対生する。葉縁は上部に粗い鋸歯があり、下部は全縁。
コムラサキ(小紫)
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コムラサキ(実)
果期:9〜11月【シソ科】 コムラサキの果実は、核果で直径約3mmの球形。未熟な時は緑色だが、熟すと美しい紫色になる。コムラサキの果実は密集して付く。葉は小型で先半分に鋸歯がある。類似種に、花も実も白いシロシキブ(白式部)がある。

ナツグミ(夏茱萸)
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ナツグミ(花)
花期:4月頃【グミ科】 本州(関東〜中部)や四国の山地に自生する落葉小高木。葉腋から出た柄の先に、淡黄色の花を垂れ下がって咲かす。6〜7月頃に成る赤い楕円形の果実は、薬用酒として利用。同じグミ科のアキグミの花は花柄が短く垂れ下がらない。栽培種のトウグミは本種の変種。
ナツグミ(夏茱萸)
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ナツグミ(実)
果期:5〜6月【グミ科】 ナツグミの果実(正確には偽果)は、長さ17mm程度の広楕円形で、初夏に赤く熟す。完熟すれば生食可能であるが渋味がある。果実内には種子が1個あり、本来の果実はこの種子内の堅い核にある。

カリン(花梨)
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カリン(花)
花期:3月〜5月【バラ科】 中国原産の落葉高木。白とピンクの混ざった綺麗な花で、また樹皮が剥がれた黄褐色の幹は美しい。楕円型でとても良い匂いのする果実は、果肉は硬く酸味も強く、砂糖漬けや果実酒で利用。葉は単葉で長枝に互生し、短枝に束生する。葉縁は細かい鋸歯がある。
カリン(花梨)
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カリン(実)
果期:9〜11月【バラ科】 カリンの果実は、固くて渋いので生食には適さないが、焼酎に漬け込みカリン酒や、砂糖漬け・蜂蜜漬けにして咳止めなどの民間薬として利用される。成熟した果実はトリテルペン化合物による芳しい香りを放つ。

カマツカ(鎌柄)
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カマツカ(花)
花期:4月〜5月【バラ科】 本州・四国・九州に分布する落葉小高木。樹高2〜5mに育ち別名はウシコロシ。花は小さなお椀の形の白い5弁花。名前は材が硬く丈夫で鎌の柄に利用した事に由来。葉は単葉で長枝に互生、短枝に束生。葉縁は鋭く細かい鋸歯。樹皮は暗灰色で縦に皺が入る。
カマツカ(鎌柄)
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カマツカ(実)
果期:9〜11月【バラ科】 カマツカの果実はナシ状果で、長さ8〜10mmの倒卵形または楕円形、色は緑色〜黄緑色〜褐色〜赤色と変化し熟す。果実は甘酸っぱく食用になる。果柄にイボ状の皮目が存在する。樹皮は灰色で縦筋が入る。

ベニカナメモチ(紅要黐)
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ベニカナメモチ(花)
花期:5〜6月【バラ科】 ベニカナメモチ(レッドロビン)は、生け垣などに利用される常緑小高木。芽吹いた若葉が鮮やかな紅色で、夏頃になると徐々に緑色に。白い小さな花を多数咲かす。葉柄に鋸歯の先端の一部が残らない事でカナメモチと区別可能。果実は楕円上球形で晩秋〜冬に赤く熟す。
ベニカナメモチ(紅要黐)
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ベニカナメモチ(実)
果期:11〜12月【バラ科】 カナメモチの類似種で、若葉が特に赤いものをベニカナメモチと呼んでいる。本種は葉身基部はカナメモチよりもやや広い。また、カナメモチの葉柄は数個の鋸歯が入るが、本種の葉柄は鋸歯がなく、葉柄の長さも本種の方がより長い。果実は直径5mm程度で、散房果序を形成する。

ユズリハ(楪、譲葉)
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ユズリハ(花)
花期:5月〜6月【ユズリハ科】 福島県以西の本州・四国・九州に自生する雌雄異株の常緑高木。庭木として植栽され、10m程の高さに成長。葉腋から総状花序を出し、緑黄色の花を咲かす。葉は単葉で互生し、枝先に集まる。葉柄が赤く目立つ事から正月の飾り物として利用。名前は葉の新旧の入れ替わりが著しい事に由来。
ユズリハ(楪、譲葉)
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ユズリハ(実)
果期:10〜11月【ユズリハ科】 ユズリハは雌雄異株で、花には雄花と雌花があり、雌花の後には果実ができる。果実は10〜11月に熟し黒褐色になる。熟した果実は、一見ブルーベリーのように見えるが、有毒物質を含み食べられない。

エノキ(榎)
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エノキ(花)
花期:4〜5月【アサ科】 本州・四国・九州に分布する雌雄同株の落葉高木。春に淡黄色の細かい雄花と雌花を付ける。果実は核果で10月頃に赤褐色に熟す。葉は単葉で互生する。葉縁は上半分に鋸歯あり。国蝶オオムラサキは、夏〜秋にかけてエノキの葉を食べて成長。
エノキ(榎)
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エノキ(実)
果期:9〜10月【アサ科】 エノキの花には雄花と雌花があり、雌花の後には6月頃、球形(径5〜6mm)の緑色の果実を付け、9〜10月に熟し橙褐色〜赤褐色になる。果実は食べられ干し柿に似た味がある。樹皮は裂けず砂状にざらつく。旧分類はニレ科。


ヤマナシ(山梨)
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ヤマナシ(花)
花期:4月【バラ科】 本州から九州の山地・人家近い山中に生え、高さ10〜15mになる落葉小高木。梨の栽培品種の原種になるもの。花は5〜7枚の花弁をつけ、サクラに似た花を咲かせる。葉は単葉で長枝に互生し、短枝に束生する。梨の果実には、利尿作用や疲労回復・解熱・咳止めなどの効能。
ヤマナシ(山梨)
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ヤマナシ(実)
果期:9〜10月【バラ科】 ヤマナシ(山梨)の果実はナシ状果で、直径3〜6cmのほぼ球形になり黄褐色に熟す。表面に小型で円形の皮目が目立つ。果肉は白色で硬くて酸味が強く、不味くあまり食用には向かない。

センリョウ(千両)
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センリョウ(花)
花期:11月〜1月【センリョウ科】 中部地方以南の本州・四国・九州に自生する常緑小低木。夏に、枝先に薄黄色〜黄緑色の花を短い穂状に付ける。年始の縁起物として利用。葉の上に実(朱赤色に熟す)をつける。葉は単葉で対生し、革質で光沢がある。実が黄色のキミノセンリョウは園芸品種。
センリョウ(千両)
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センリョウ(実)
果期:10月〜2月【センリョウ科】 センリョウの果実は、赤く径5〜7mmの球形の核果で、冬に熟す。類似種に果実が黄色く熟すキミノセンリョウがある。夏に咲く花は、薄黄色〜黄緑色で花弁は存在なく、目立たない状態。

キブシ(木五倍子)
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キブシ(花)
花期:3月〜5月【キブシ科】 北海道の西南部・本州・四国・九州に分布する雌雄異株の落葉低木。新葉の出る前に枝の上に花穂が並んで垂れ、黄緑色〜黄色の釣鐘形4弁花を密に咲かす。名前は、果実を五倍子という染料の代用品としていた事に由来。
キブシ(木五倍子)
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キブシ(実)
果期:7〜10月【キブシ科】 キブシの果実は、房状に垂れ下がり初めは緑色で熟すと黄褐色になる。個々の果実は直径7〜12mmの楕円状球形。キブシの果実はタンニンを多く含み、粉末にしたものは江戸時代までお歯黒の原料としても用いられたそうです。青い果実は水虫の民間薬として利用も。

ヤマグワ(山桑)
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ヤマグワ(花)
花期:4月〜6月【クワ科】 ヤマグワは日本全国の山野に自生する落葉低木〜高木。葉は薄くツヤのある黄緑色の落葉樹。雄花序も雌花序も新枝の葉腋に1個ずつ付く。果実は初めは白く後に赤色から次第に黒紫色に成熟する。本種はマグワ(真桑)に比し、花柱が長く果実にも長い花柱が残る。
ヤマグワ(山桑)
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ヤマグワ(実)
果期:7〜8月【クワ科】 ヤマグワの雌花序は、軸の先端に雌花が密集し、受粉で花被片が果肉のように膨らむ。果実は集合果で、熟すと赤色〜黒紫色となり、食用になり甘く美味しい。厳密には果肉の部分は花被片が成熟したもので、中の種子が果実にあたる。

ニガイチゴ(苦苺)
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ニガイチゴ(花)
花期:4月〜5月【バラ科】 本州・四国・九州に分布する落葉低木。春に冬芽から伸びた枝先に、白い花を1個咲かす。葉は単葉で互生。葉裏の葉脈上に棘があり、また枝にも細かい刺が多くある。実は夏に赤く熟し甘いが、種子は苦みがある。
ニガイチゴ(苦苺)
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ニガイチゴ(実)
果期:6〜7月【バラ科】 ニガイチゴの果実は、小核果が集まった球形の集合果(径約10mm)で、赤く熟し食用になる。「苦苺」の名前は、小核に苦味があることに由来。ニガイチゴの葉は、両面共無毛で表側は光沢をもつのが特徴。

カナメモチ(要黐)
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カナメモチ(花)
花期:5月頃【バラ科】 東海以西の本州・四国・九州に分布する常緑小高木。別名はソバノキ、カナメガシ、アカメモチなど。春に白色の小さな五弁花を多数つけ、秋に球状で紅色に熟した果実になる。葉は単葉で互生する。葉柄に鋸歯の先端の一部が残る点で、ベニカナメモチと区別可能。
カナメモチ(要黐)
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カナメモチ(実)
果期:秋〜冬【バラ科】 カナメモチの葉は細長く硬い質感を持つ。葉柄に数個の鋸歯はあることが多い。果実は直径約5mmの卵形で、冬に赤く熟す。頂部に萼片が残る。類似品種にオオカナメモチがあるが、葉がカナメモチよりもかなり大きい。

クロガネモチ(黒鉄黐)
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クロガネモチ(花)
花期:5月〜6月【モチノキ科】 茨城県以西の本州・四国・九州・沖縄に自生する常緑高木。雌雄異株で淡紫色の花を咲かし、秋に赤い実をつける。葉は革質の単葉で互生する。葉縁は全縁で大きな波状となり、葉先は鋭尖頭となる。庭木や公園樹、街路樹として利用。黄色く実が熟す種類もある。
クロガネモチ(黒鉄黐)
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クロガネモチ(実)
果期:11〜翌2月【モチノキ科】 クロガネモチは、雌雄異株で雌株に果実がつき、11〜翌年2月に掛け真っ赤に熟して、野鳥に食べられなければ春まで枝に残る。クロガネモチの特徴として、葉柄や若い枝が紫色を帯びることが多い。

トベラ(扉)
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トベラ(花)
花期:5月頃【トベラ科】 トベラは、本州の関東以西、四国、九州の海岸地方に自生する常緑低木。庭木や公園樹にも。雌雄異株。花は白から黄色に変化し、芳香がある。果実(朔果)は球形で11〜12月に熟すと3裂し、赤い粘液が付着した種子を多数露出。ヒヨドリなどの野鳥の餌になる。茎・葉・根に著しい臭気を持つ。
トベラ(扉)
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トベラ(実)
果期:11〜12月【トベラ科】 トベラは雌雄異株で、花後にできる果実は直径1.5cm程の球形・刮ハで、黄色く熟すと3裂し赤い粘り気のある種子が多数姿を現す。この粘り気のある種子を野鳥が好む。公害に強く街路樹としても植栽される。枝葉は薬用に。

キササゲ(木大角豆)
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キササゲ(花)
花期:6〜7月【ノウゼンカズラ科】 中国原産で河川敷等湿った場所に野生化した帰化植物、落葉高木(5〜12m)。葉身は広卵形または長五角形状で長さ10〜15cm。夏頃、枝先に長さ10〜20cmの円錐花序をだし、黄白色の花を付ける。果実は豆類のササゲに似た細長いさく果。
キササゲ(木大角豆)
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キササゲ(実)
果期:7〜9月【ノウゼンカズラ科】 果実は長さ30〜40cm、幅5mm程の細長い刮ハでササゲ(大角豆)に似るのでキササゲ(木大角豆)と呼ばれる。果実は晩秋に裂け両端に毛管をつけた種子を飛ばす。完熟前の果実を干し利尿薬として民間利用。

アオキ(青木)
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アオキ(花)
花期:3〜5月【ミズキ科】 北海道・本州・四国・九州・沖縄に分布する常緑低木で、日本特産種。別名はダルマノキ。葉は単葉で対生し、枝の先端に集中。雌雄異株で3〜5月に枝先に円錐花序を出す。雄株の花序は大きく花の数も多い。雄しべは4本。花弁は4枚で紫褐色。果実は楕円形の核果で冬に赤く熟す。
アオキ(青木)
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アオキ(実)
果期:12〜5月【ミズキ科】 アオキは雌雄異株で、雄木には実がならない。冬になると雌株に楕円形の赤い果実ができ、ヒヨドリなどに採食されなければ、翌年の初夏まで付いている。一般的なアオキは赤い実がなるが、白や黄色の実がなる品種もある。日本特産種。


ルリミノキ(瑠璃実ノ木)
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ルリミノキ(花)
花期:5〜6月【アカネ科】 ルリミノキは、東海〜沖縄の暖温帯に自生する樹高1〜1.5m程度になる常緑低木。別名ルリダマノキ。葉は単葉で対生。葉腋に数個の花からなる短い集散花序をつける。果実は球形で11〜12月にきれいな青〜瑠璃色に熟す。
ルリミノキ(瑠璃実ノ木)
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ルリミノキ(実)
果期:11〜12月【アカネ科】 ルリミノキは、低木ではあるが直立する樹形が特徴的。果実は球形の核果で、美しい青〜瑠璃色に熟す。葉(長さ8〜15cm)は革質で裏面脈上に僅かに毛がある。類似品種サツマルリミノキは葉裏や枝に毛が多く、葉面の凹凸がやや著しい。

ケヤマウコギ(毛山五加木)
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ケヤマウコギ(花)
花期:8〜9月【ウコギ科】 日本全国の丘陵帯・山地帯に生育する落葉低木。別名オニウコギ。葉は5枚の小葉からなる掌状複葉で互生。枝には棘がある。緑白色〜紫褐色の小さな5弁花を咲かす。果期は10〜11月で黒色に熟す果実。
ケヤマウコギ(毛山五加木)
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ケヤマウコギ(実)
果期:9〜10月【ウコギ科】 ケヤマウコギは雌雄同株。枝先に数個の花序を付け最先端の花序が両性花。果実は直径6〜8oの扁平な惰円形で、秋に黒色に熟す。新芽は山菜として食用になり、香りと多少の苦みがある。

シャリンバイ(車輪梅)
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シャリンバイ(花)
花期:4月〜6月【バラ科】 シャリンバイは、東北南部〜沖縄の海岸近くに自生する常緑低木・小高木。白〜淡紅色の5弁の花(両性花)を付ける。秋に球形のナシ状果を付け、果実は黒紫色に熟す。公園樹・街路樹・庭木などとして利用。
シャリンバイ(車輪梅)
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シャリンバイ(実)
果期:10〜11月【バラ科】 シャリンバイの花後に球形の果実ができ、秋になると黒紫色に熟し、表面は白い粉をかぶる。果実はブルーベリーに似ているが食用にはならない。葉は枝先に車輪状に集まって付く。

シリブカガシ(尻深樫)
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シリブカガシ(花)
花期:9〜10月【ブナ科】 近畿以西の本州・四国・九州に分布する常緑高木で高さ10〜15m程度に育つ。ブナ科では例外的に秋に花を付け、淡黄色の花穂を斜め上向き咲かす。翌秋にドングリ(団栗)が実る。和名はドングリの底部が凹んでいることに由来。
シリブカガシ(尻深樫)
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シリブカガシ(実)
果期:翌年秋【ブナ科】 ドングリ(堅果)が実る樹木の一種であるが、秋(9〜10月頃)に開花する事が大きな特徴。果実は翌年の開花期以降に熟すため、緑色のドングリと花を同時に見る事が可能。熟したドングリは表面が蝋状の物質で覆われている。

アラカシ(粗樫)
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アラカシ(花)
花期:4月〜5月【ブナ科】 アラカシは、東北南部〜沖縄に自生する常緑高木。雌雄同株で別名クロガシ。新枝の下部から長さ5〜10cmの雄花序が垂れ下がる。雌花序は新枝の上部の葉の脇に直立。雌花の後にドングリができ、その年の10〜12月に熟す。
アラカシ(粗樫)
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アラカシ(実)
果期:10〜11月【ブナ科】 アラカシは、シラカシと並ぶ常緑広葉樹の樫の代表であり、カシと言えばこのアラカシ を指す場合が多い。秋に熟す果実(堅果)は、いわゆるドングリ(団栗)の一つ。殻斗は高さ約1cmで、4〜6個の輪を持つ。

ヤマモモ(山桃)
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ヤマモモ(花)
花期:4月〜5月【ヤマモモ科】 関東南部・福井県以西の本州・四国・九州に分布する常緑高木で雌雄異株。春に葉の脇から花穂を出し目立たない小型の花を付ける。雄の木に咲く雄花は黄〜赤っぽい褐色の穂状。雌の木に咲く雌花は黄緑色で直立する。高知県の県花。
ヤマモモ(山桃)
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ヤマモモ(実)
果期:6月頃【ヤマモモ科】 ヤマモモは雌雄異株で、果実は初夏に熟す。果実は球形で暗赤色、表面に粒状突起が密生する。収穫期と梅雨が重なることが多く、収穫のタイミングが難しい果実である。松ヤニ風な独特の味がある。果実は日持ちがしない。

ツゲ(黄楊,柘植)
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ツゲ(花)
花期:3〜4月【ツゲ科】 ツゲは東北中部〜沖縄の暖かい地域に分布する常緑低木。緻密で重厚な細工物の材木として重宝され、櫛・印鑑・算盤・将棋の駒などに利用。雌雄同株で、春に淡黄色の小さな花弁のない花を咲かす。
ツゲ(黄楊,柘植)
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ツゲ(実)
果期:9〜10月【ツゲ科】 ツゲの果実は楕円形の刮ハ。3個の花柱が角状に残る。黒く堅い光沢がある種子が2個入った室が3つでき、秋に果実が熟して裂け種を放出する。、葉には光沢があり、倒卵型でやや厚みのある葉が対生する。

イズセンリョウ(伊豆千両)
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イズセンリョウ(花)
花期:4〜5月【ヤブコウジ科】 イズセンリョウは、関東南部以西の本州〜沖縄の湿った林下に自生する高さ1〜1.5mの常緑低木。雌雄異株で葉腋に総状又は円錐状の花序を出し黄白色の花を付ける。雄花と雌花で花柱の長さが異なり雄花<雌花。
イズセンリョウ(伊豆千両)
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イズセンリョウ(実)
果期:10〜12月【ヤブコウジ科】 イズセンリョウは秋に葉腋に花序を出して小さな蕾を付け、開花は翌年の春で、果実が熟すまでに1年以上を要する。秋に熟す果実は乳白色で、直径約5mmの球形。表面には褐色の腺条がある。種子は黒色で長さ0.5〜1o。

アキグミ(秋茱萸)
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アキグミ(花)
花期:4〜5月【グミ科】アキグミ(秋茱萸)は、グミ科グミ属の落葉低木で日当たりの良い場所に生える。複数の花を散形状に付け、花は筒状で萼筒の先が四裂し四角形に開く。花の色は初め白色から徐々に黄色を帯びてくる。
アキグミ(秋茱萸)
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アキグミ(実)
果期:9〜11月【グミ科】アキグミ(秋茱萸)の果実は赤色で球形に近い。秋に熟す実は食用になり果実酒などにも利用されるが、タンニンを多く含み渋みが強い。果実はカロテンの1種のリコペンを多く含む。薬効は心臓病、喘息など。

ビワ(枇杷)
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ビワ(花)
花期:11〜2月【バラ科】ビワ(枇杷)はバラ科の常緑高木で、晩秋〜冬に白い地味な5弁花を付ける。花の少ない冬期に力強く咲いているのを良く見掛ける。冬場に、長距離飛行で有名な蝶のアサギマダラが枇杷の花で吸蜜する姿を見掛ける。
ビワ(枇杷)
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ビワ(実)
果期:翌年6〜7月【バラ科】ビワの花が咲いた翌夏に大粒の黄色い実をつける。枇杷の幹や枝は柔軟性がある。種や葉にはアミグダリンやクエン酸などを多く含み、各種効能があり民間療法として利用されている。桃栗3年柿8年枇杷13年(?)

ボタンキョウ(牡丹杏)
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ボタンキョウ(花)
花期:3〜4月【バラ科】ボタンキョウ(牡丹杏)はスモモの仲間で、ハタンキョウ(巴旦杏)やヨネモモなどの別名もある。果実は酸味が強く食物繊維が豊富に含まれ、生食はもちろん果実酒や薬用などとしても利用される。
ボタンキョウ(牡丹杏)
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ボタンキョウ(実)
果期:6〜8月【バラ科】ボタンキョウの果実は6〜8月頃に熟す。イクリと似ているが各々に特徴がある甘酸っぱい味である。ボタンキョウの完熟した果実はかなり美味しいが、昆虫対策などを講じていないとそれまでに喰われることが多い。

ブルーベリー(blueberry)
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ブルーベリー(花)
花期:4〜5月【ツツジ科】ブルーベリーは北アメリカ原産の落葉低木果樹。春に白〜淡黄白色の釣り鐘状の花をつける。果実はジャムなど加工食品として利用されたり、一部の品種ではアントシアニンが多く含まれ視力改善などに効果あり。
ブルーベリー(blueberry)
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ブルーベリー(実)
果期:7〜8月【ツツジ科】ブルーベリーは、酸性土壌で水捌けが良い土質を好むため、地植え・無農薬で比較的簡単に栽培できる。また根が浅く鉢植えでベランダなどでも充分栽培可能。写真のブルーベリーも無農薬・露地栽培。

チャ(茶)
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チャ(花)
花期:10〜12月【ツバキ科】チャ(茶)は「茶の木」や「茶樹」とも呼ばれる。短い柄にぶら下がるように下向きの白い花を付ける。晩秋〜初冬に咲き、「初冬」〜「大雪」の季語とされる。写真の花は撮影し易く向きを変えたもの。
チャ(茶)
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チャ(実)
果期:翌年7〜11月【ツバキ科】葉を飲料とする常緑低木で、白色の5弁花をつける。高知県ではキシマメと呼ばれる植物カワラケツメイを利用した薬草茶「キシマメ茶」があるが、茶の葉にキシマメを混合して飲料する地域もある。

ミヤマガマズミ(深山莢ずみ)
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ミヤマガマズミ(花)
花期:5〜6月【スイカズラ科】ミヤマガマズミは日当たりの良い林緑を好む互生の落葉低木。、枝先から5〜10pの散房花序を出し、白い小花がたくさん咲く。秋頃には赤くて甘酸っぱい果実となる。薬効としては利尿や疲労回復に。
ミヤマガマズミ(深山莢ずみ)
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ミヤマガマズミ(実)
果期:8〜10月【スイカズラ科】ミヤマガマズミは、クロンキスト体系ではスイカズラ科に属するが、新しいAPG植物分類体系ではレンプクソウ科に属する。国内では、北海道、本州、四国、九州に分布し、同属のガマズミより高地で生育。


ユズ(柚子)の花
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ユズ(花)
花期:5〜6月【ミカン科】ユズ(柚子)は中国原産の常緑小高木で、初夏に白い5弁の花を咲かせます。高知県の馬路村や北川村は日本有数の産地です。成長が遅く「桃栗3年、柿8年、ユズの大馬鹿18年」などと言われています。
ユズ(柚子)の花
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ユズ(実)
果期:10〜11月【ミカン科】ユズ(柚子)の果実は10〜11月頃に熟す。種子から育てる実生柚子は、酸味も香りも強く、また樹木の棘も鋭い。柚子は果汁、果肉、果皮、種子とほぼ果実全体を食材や美容、医療などに利用される。

ヒサカキ(姫榊)
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ヒサカキ(花)
花期:3〜4月【ツバキ科】ヒサカキは、独特の匂いを放つ壺状でクリーム色の小さな花を沢山付ける。榊に似る為、関東辺りでは榊として神棚に。名前の由来は姫榊と非榊の2説有。メジロなどの野鳥が黒く熟した実を食べに来る。
ヒサカキ(姫榊)
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ヒサカキ(実)
果期:11〜12月【ツバキ科】ヒサカキの果実は10〜12月に熟し、その液果は染料としても利用される。筆者の子供の頃は、ヒサカキの実を「インクモモ」と呼び、実を潰して遊んだものである。

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ユスラウメ(山桜桃梅)
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ユスラウメ(花)
花期:4〜5月【バラ科】ユスラウメ(山桜桃梅、梅桃)は桜に似た白色または淡紅色の花が咲き、6〜7月頃、サクランボに似た小ぶりの赤または白の実をつける。ユスラゴの俗名も。種から育てる実生のほか、接ぎ木や挿し木でも育つ。
ユスラウメ(山桜桃梅)
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ユスラウメ(実)
果期:6〜7月【バラ科】ユスラウメの果実は生食、果実酒などに利用され、薬効は消化促進。 冬期、日当たりの良い場所にあるユスラウメの紅葉した葉の近くで、越冬中のツマグロキチョウ(秋型)がいるのを見掛けることがある。

イクリ(郁李)
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イクリ(花)
花期:2〜3月【バラ科】イクリ(郁李)はスモモの一種で、古くから日本に伝わっている品種。5弁花。桃に比べると酸味が強く、果実は6月〜8月に収穫され、生食でも果実酒としても利用されます。葉に配糖体の一種アミグダリンを含むとの説あり。
イクリ(郁李)
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イクリ(実)
果期:6〜8月【バラ科】イクリは、中国が原産地で古くから日本に渡来し「ニホンスモモ」として親しまれている。イクリの果実を焼酎漬けにして、保存食としても利用している。熟した果実にクロコノマチョウなどの蝶や蛾がやってくる。

カキ(柿)
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カキ(花)
花期:5〜6月【カキノキ科】柿の木は、白か黄色か曖昧な色の花(雌花)をつける。雌雄同株で、柱頭が4分裂した雌しべをもつ雌花と、雌花より小さい雄花がある。なお富有柿などは雌花のみで雄花は付かない。
カキ(柿)
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カキ(実)
果期:9〜12月【カキノキ科】柿の木の葉にはビタミンCが多く含まれ、また高血圧にも効能があり柿の葉茶にして利用。ヘタは煎じて飲むとしゃっくりに効く(?)。古い諺に“柿が赤くなれば医者は青くなる”。

キヅタ(木蔦)
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キヅタ(花)
花期:10〜12月【ウコギ科】キヅタ(木蔦)は、別名フユヅタ(冬蔦)ともいう常緑つる性植物。本州以南の照葉樹林の林縁などに生え、気根をだして木や岩の上などに這い登る。
キヅタ(木蔦)
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キヅタ(実)
果期:翌年5月頃【ウコギ科】キヅタ(木蔦)は、秋に茎の先に散状花序(黄緑色の5弁花)をつけ、翌年の春に黒く熟した球形の果実となる。斑入り葉の園芸品種もある。


コナツ(小夏)
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コナツ(花)
花期:5月頃【ミカン科】一般的には日向夏と呼ばれる柑橘類ですが、高知では小夏(コナツ)と呼ばれ親しまれている。他の柑橘類と違い表皮の白い部分を残して皮をはぎ食す。花は肉厚で良い香りがする。
コナツ(小夏)
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コナツ(実)
果期:翌年5月頃【ミカン科】毎年5月頃に花が咲き、翌年5月の収穫時期には花が咲いている隣に実がなっている状態で、花から果実へのサイクルが独特で、収穫までの期間が11〜13ヶ月と長い。

クチナシ(梔子、巵子、支子)
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クチナシ(花)
花期:6〜7月【アカネ科】クチナシ(梔子)は本州(静岡以西)、四国、九州に生える常緑低木。花冠は下部が筒型で、上部は大きく6裂。6〜7cmの白い花で芳香が強い。花は落下前に黄色に変化する。
クチナシ(梔子、巵子、支子)
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クチナシ(実)
果期:11〜12月【アカネ科】クチナシの実は食品用の着色料として使用される。薬効は実を乾燥させて粉末にし、小麦粉と卵白で練ったものを塗っておくと打撲や捻挫に効能有り。生薬名は山梔子(さんしし)。

クリ(栗)
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クリ(花)
花期:6月【ブナ科】クリ(栗)は高さ10数mにもなる落葉性高木。新枝の葉腋から花穂を出し、先の方に雄花、基部に雌花をつける。雄花は長さ10数cmの白〜クリーム色で、垂れ下がって咲く。栗の花には独特のにおいがある。
クリ(栗)
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クリ(実)
果期:9〜10月【ブナ科】クリの雌花は3個の子房を含み、受精した子房のみが肥大して果実となる。果実が熟すと自然にイガのある殻斗が裂開する。堅い果実は種子ではなく堅果。栗の木は成長が早く『桃栗三年、柿八年』の諺あり。

クサギ(臭木)
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クサギ(花)
花期:8〜9月【クマツヅラ科】クサギ(臭木)の名前の由来は、枝や葉を傷つけると独特のニオイを発することからきているそうです 。花弁は白く、萼の色は最初は緑色で次第に赤くなり、甘い香りがする。高さ数mに育つ落葉小高木。
クサギ(臭木)
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クサギ(実)
果期:秋【クマツヅラ科】クサギの果実は紺色の液果で秋に熟す。紺色の果実は、赤い萼が星状に開いて残った上にあり良く目立つ。この実を採集して草木染めに利用すると、鮮やかな青色に染まる。

マンリョウ(万両)
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マンリョウ(花)
花期:6〜7月【ヤブコウジ科】マンリョウ(万両)は日本を含むアジア原産の常緑低木。葉は縁が波打ち互生、散形花序の白い花を付ける。秋に赤・白・黄色の果実をつける。センリョウと共に正月の縁起物として利用。根を薬草として利用。
マンリョウ(万両)
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マンリョウ(実)
果期:冬【ヤブコウジ科】筆者の庭にも赤い実と白い実のマンリョウが生えており、冬〜初春にかけてヒヨなどの野鳥が実を食べに来る。ナンテン(南天)などの実を先に食べ、最後の方で低木のマンリョウを食べているようです。

モッコク(木斛)
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モッコク(花)
花期:6〜7月【ツバキ科】モッコク(木斛)は温暖な地域に生育する常緑中高木。花は薄いクリーム色で花弁は5枚。下向きに咲き、とても良い香りがする。花が終わると赤い実をつけるので別名アカミノキとも呼ばれる。
モッコク(木斛)
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モッコク(実)
果期:10〜11月【ツバキ科】モッコクの花はツバキのように萼と共に落下。果実は球形、果皮は肉質で熟すと不規則に裂け橙赤色の種子が現れる。この種子が樹木周辺の地面に落ち、自然に発芽する。庭木として人気が高く江戸五木の一つである。



ナンテン(南天)
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ナンテン(花)
花期:6〜7月【メギ科】ナンテン(南天)は中国原産の常緑低木で、初夏に白い花を咲かせ、晩秋から冬にかけて赤や白の実をつける。「難を転じる」から縁起の良い樹木として、庭木として植えられることが多い。繁殖は実生(ミショウ)による。
ナンテン(南天)
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ナンテン(実)
果期:晩秋〜初冬【メギ科】ナンテンの茎や枝には抗菌作用のあるアルカロイドのベルベリンが含まる。また生の葉に強い殺菌作用のある成分が含まれる事から赤飯などに葉を添える風習も。実が赤い普通種と、白い白実南天の2種がある。

ネムノキ(合歓木)
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ネムノキ(花)
花期:6〜9月【マメ科】ネムノキ(合歓木)は別名ネム、ネブ。小さな花が一つの大きな花のように集まっている。ピンク色の毛は伸びた雄しべ。桃のように甘い香り。葉や樹皮を乾燥させたものを合歓皮(ごうかんひ)という。
ネムノキ(合歓木)
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ネムノキ(実)
果期:10月頃【マメ科】ネムノキの果実は豆果で、長さ10cm程度の広線形。中には10数個の種子が入る。ネムノキの葉は、夜になると眠るかのように自分で閉じる。名前の由来もここから。薬効は利尿・強壮・鎮痛・精神安定など。

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オガタマノキ(招霊ノ木)
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オガタマノキ(花)
花期:2〜4月【モクレン科】オガタマノキ(招霊ノ木、小賀玉木)は、芳香の強い花冠が白色で基部が紅紫色を帯びた花を付ける。雌雄同株で、花は枝の先端近くの葉腋につく。葉は倒卵状楕円形で、表面には強い光沢がある。
オガタマノキ(招霊ノ木)
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オガタマノキ(実)
果期:秋【モクレン科】オガタマノキは、昔から神前の供え物として使われ、名前も招霊(おぎたま)に由来。揚羽蝶の仲間のミカドアゲハの幼虫の食草。高知市の3箇所がミカドアゲハおよびその生息地として国の特別天然記念物に指定。

サカキ(榊)
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サカキ(花)
花期:6月【ツバキ科】サカキ(榊)はアジア原産の常緑小高木。花は5弁の小さな花が数個束状に下向きに咲く。葉は厚めで光沢がある。当地では、榊を床の間や神棚に供える風習があり、里山などで栽培することが多い。
サカキ(榊)
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サカキ(実)
果期:秋【ツバキ科】サカキは、秋に黒い液果を付ける。この実は野鳥の餌にもなり、繁殖は実生(ミショウ)による。類似種のヒサカキと区別する為にホンサカキと呼ぶ事もある。神事の玉串として神前に供えられる。

サクランボ
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サクランボ(花)
花期:3月頃【バラ科】サクランボは別名桜桃(オウトウ)とも呼ばれ、瑞々しい美味しい果実を連想するが、花も負けず劣らず白〜薄桃色の綺麗な花を咲かす。サクランボは馴染み深いソメイヨシノとは別品種のセイヨウミザクラ(西洋実桜)の実。
サクランボ
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サクランボ(実)
果期:5月頃【バラ科】サクランボは有史以前から食べられていたそうで、果樹であるミザクラ(実桜)の品種数は1,000種以上とされている。サクランボの花期および果期は品種により異なり、上記時期は筆者の畑のサクランボのもの。

サルスベリ(百日紅)
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サルスベリ(花)
花期:7〜9月【ミソハギ科】サルスベリ(百日紅)は、中国南部原産の落葉中高木で、花は円錐花序で色はピンク・紅・白がある。木の幹が大きくなるにつれ古い樹皮が剥がれ落ち、新しい樹皮が現れる。
サルスベリ(百日紅)
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サルスベリ(実)
果期:10〜11月頃【ミソハギ科】サルスベリの新しい樹皮は表面がすべすべした状態になっており名前の由来にも。繁殖は実生(みしょう)または挿し木による。果実は円いさく果で、種子には翼がある。

センダン(栴檀)
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センダン(花)
花期:5〜6月【センダン科】センダン(栴檀)は別名オウチ(楝)やアミノキと呼ばれ、成長の早い落葉高木。国内では、四国・九州・沖縄に分布。若い枝の葉腋から花茎を出し、5弁の淡い紫色の花を多数付ける。
センダン(栴檀)
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センダン(実)
果期:8〜12月【センダン科】センダンは、秋には黄褐色の果実ができ、ヒヨドリなどの野鳥の餌になる。果実はサポニンを多く含むため、人や犬が食べると中毒を起こす。「栴檀は双葉より芳し」(諺)

シキミ(樒)
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シキミ(花)
花期:3〜4月【シキミ科】シキビ(樒)、(シキミ)は、枝葉を仏事に用いられる常緑高木で白〜淡黄色の花が咲く。特に実や種子に毒成分(シキミン、イリシン、アニサチン)が多いようです。
シキミ(樒)
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シキミ(実)
果期:7〜9月【シキミ科】シキミの葉から線香や抹香を作ったり、イボや眼病の民間療法に利用。野鳥のヤマガラはこのシキミの果実を好んで食べるそうです。


スギ(杉)
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スギ(花)
花期:2〜4月【ヒノキ科又はスギ科】スギ(杉)は、中生代に登場した起源の古い植物群の一種で、日本固有の常緑針葉樹。花は雄花と雌花をもち、開花期の花粉による「花粉症」は有名。古くから重要な建築材として用いられている。
スギ(杉)
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スギ(実)
果期:秋【ヒノキ科又はスギ科】の葉は、針状で少し曲がって螺旋状に並ぶ。雌雄同株で雄花は楕円形・淡黄色で枝の端に群生する。また雌花は球形・緑色で小枝の先端に付く。果実は球形で10月頃に熟して褐色になる。

タマガラ(シロダモ)
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タマガラ(花)
花期:10〜11月【クスノキ科】タマガラ(シロダモ)は、本州の宮城県以西、四国、九州、沖縄などの暖地の山野で普通に見られる常緑小高木。雌雄異株で、翌年の秋に実が赤く熟すため、雌株では同時期に赤い実と黄色い花がみられる。
タマガラ(シロダモ)
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タマガラ(実)
果期:秋(翌年)【クスノキ科】シロダモの材は、建築や薪炭などに利用される。また種子から「ツヅ油(シロダモ種油)」が採れ蝋燭の原料に用いられるそうです。別名にシロタブ、オキノミノキなど。近縁種に「イヌガシ」がある。

タラノキ
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タラノキ(花)
花期:8月〜9月【ウコギ科】タラノキの葉は互生の2回羽状複葉で、白色の小さな花を多数咲かせる。新芽はたらのめ・タランボと呼ばれ、春の味覚として食される。栄養価も非常に高く「山のバター」と呼ばれるほどである。薬効は糖尿病・健胃・強壮・胃腸病など。
タラノキ
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タラノキ(実)
果期:9〜10月【ウコギ科】 タラノキは花後、直径約3mmの球形の液果を結び、秋に黒く熟す。果実はヒヨドリなどの野鳥が好んで食べる。種子は5個で長さは約2mm。タラノキの樹皮や根皮は、薬用としても利用される。

トサミズキ(土佐水木)
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トサミズキ(花)
花期:3〜4月【マンサク科】トサミズキ(土佐水木)は高知県原産の落葉低木で、類似品種にヒュウガミズキがある。葉は卵円形で先が尖り、縁には鋸歯あり。葉より先に、淡黄色5弁の花を7〜8個下向きにつける。株分け、または挿し木によって増やす。
トサミズキ(土佐水木)
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トサミズキ(実)
果期:10〜11月【マンサク科】トサミズキの果実(朔果)「は、秋に褐色に熟し、2裂して中から光沢のある細長い種子(黒色)を出す。筆者の庭にもトサミズキの樹木があるが、花の後にでてくる葉(若葉)は非常に美しい

ツバキ(椿・海柘榴)
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ツバキ(花)
花期:冬〜春【ツバキ科】春の季語として”花椿”、冬の季語として”寒椿”・”冬椿”がある。椿は利用価値が高く、幹は建材や木炭に、種子から取れるツバキ油は頭髪用に、葉には止血作用があり、乾燥させた花は健康茶として利用される。
ツバキ(椿・海柘榴)
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ツバキ(実)
果期:夏〜秋【ツバキ科】ヤブツバキの果実は直径4〜5cm程度、熟すと3裂し大きな種子が見えるが、その中にも小型の種子がある。椿の繁殖は実生以外に挿し木や接ぎ木も、特に園芸種では後者が主。

ウメの花(白梅)
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ウメ(花)
花期:2〜4月【バラ科】ウメ(梅)は中国原産のバラ科の落葉高木。白やピンク、赤の5弁の花を咲かせる。白梅紅梅があるが、食用には白梅の方が果実も大きく梅干しなどに適しているようです。
ウメの実
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ウメ(実)
果期:6月頃【バラ科】の果実は、幅広く利用されており、此方でも毎年6月頃に収穫した梅を、梅干しや焼酎漬け、梅酢、梅肉などとして重宝している。特に梅干しは天日干しの過程を経たものを毎日食べている。

ヤマハゼ(山黄櫨)
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ヤマハゼ(花)
花期:5〜6月【ウルシ科】ヤマハゼ(山黄櫨)は関東以西の本州や四国・九州などの暖かい山野に自生する落葉小高木。秋にはきれいに紅葉するが、有毒植物で特に樹液に触れると皮膚炎に。なお、ロウソクの蝋(ロウ)を採取するのは近似別種のリュウキュウハゼ。
ヤマハゼ(山黄櫨)
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ヤマハゼ(実)
果期:夏〜秋【ウルシ科】ヤマハゼは雌雄異株で、初夏に淡黄色の小さな花を多数咲かす。核果はゆがんだ扁球形で、夏の緑色から秋に熟すと黄褐色になる。ヤマハゼの核果は無毛であるが、近縁種のヤマウルシは短剛毛がある。

キンカン(金柑)の花
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キンカン(花)
花期:春・夏・秋【ミカン科】別名キンキツ(金橘)、ヒメタチバナ(姫橘)。中国原産の常緑性低木。白色の5弁花で良い香りが。葉は長めの楕円形。キンカンの果実はビタミンCが豊富で咳・のどの痛みに効く薬として活用されてきた。疲労回復・不整脈にも。
キンカン(金柑)の実
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キンカン(実)
果期:晩秋から冬【ミカン科】キンカン(金柑)は、年に3〜4回花(白い5弁花)を付けるが、初夏の花は実にならない事が多いそうです。花の雌しべは1本、雄しべは20本。果実は生食以外にも甘露煮、金柑ジャム、蜂蜜漬けなどにも利用。

花から実へ(樹木編)一覧表【アイウエオ順】