写真で綴るスギとヒノキ
−高知県中西部における杉や桧−
スギとヒノキについて
- スギ(杉)はヒノキ(桧)に較べ成長が早く、生育条件にも拠るが約50年で丸太径30cmに達するようです。
それに較べ、ヒノキの方は年輪の幅が細かく目が詰まっている事からも分かるように、生育に時間が掛かり
同径に達するのに80年以上を要することが多いそうです。
- 樹高はスギ・ヒノキ共に20〜30mに成長し、中には50mに達する樹木も存在しています。
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- 天高く成長したスギ(杉)の成木【10月撮影】
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- 枝が良く伸びたヒノキ(桧)の成木【5月撮影】
スギ林・ヒノキ林
- 戦後、日本の自然環境に適したスギ(杉)やヒノキ(桧、檜)の造林事業が全国的に行われましたが、
ここ高知県でも県行造林事業が盛んに行われました。筆者も高校生の頃に、
高知県による県行造林事業でスギ苗やヒノキ苗の植林に参加した経験があります。
- 林野庁によると、日本の人工林面積の中でスギ林・ヒノキ林が占める割合は約70%にもなるそうです。(林野庁HPより引用)
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- スギ林(人工林)の事例【8月撮影】
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- ヒノキ林(人工林)の事例【9月撮影】
スギとヒノキの枝葉
スギとヒノキの樹皮
スギの花、ヒノキの花
スギとヒノキの幼木
スギとヒノキの年輪
スギの変色現象
- 今冬、町道傍に垂れ下がっている杉の枝の葉が黄色く色づいていたので、
枯れ始めているのかと思いながら、念のためにネットで検索してみました。
- すると、スギの特徴の一つとして、秋〜冬にかけ日光直射部分の針葉が黄褐色や赤褐色に変色する性質があるそうです。
- そして、暖かくなると再び緑色に戻ってしまうようです。
- ※参考HP:1)スギ葉が一部黄色く変わる(ブログ「よかばい ふるさと」)
- 2)針葉の冬期における変色の遺伝(第I報)」農林省林業試験場 千葉茂(昭和28年7月14日)
- 下写真の1枚目と2枚目は同じ杉の大木の枝葉(針葉)です。
3枚目の写真は、スギの変色現象を知った後に、別の場所で若い杉の木を眺めていて、偶然目に留まった変色した針葉です。
- 再び元の緑色に戻ることを確認したいと思っていますが、忘れそうです。
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- スギの変色現象。【12月5日撮影】
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- スギの変色現象。【12月5日撮影】
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- スギの変色現象。【2月7日撮影】