中土佐町久礼の磯釣り情報を掲載しています。久礼(くれ)は高知自動車道・中土佐ICから直ぐの小さな漁師町です。昔から磯釣りの盛んな所で、黒ハエ群の「一番」、「二番」など名磯は人気の磯です。
鰹の一本釣りや漫画家 故・青柳裕介氏の作品「土佐の一本釣り」の舞台として全国的にも有名な中土佐町の久礼は、高知県中西部に位置する小さな漁師町ですが、大正町市場、黒潮本陣、かつお祭り、久礼八幡宮大祭、中土佐町立美術館など観光資源も豊富な元気な町です。
交通の便にも恵まれ、高知自動車道・中土佐ICから数分の距離で久礼港・久礼新港に到着でき、手軽に海釣り・磯釣り・船釣り・貸し切り船を楽しめる絶好の釣りポイントです。高知県内でも有力な港湾の一つである久礼湾の沖合に南北に点在するハエ(碆)は、グレなどの上物や石鯛・石垣鯛などの底物も狙える人気の磯も多く、遠くは関東辺りからの観光旅行も兼ねた釣り客もあります。
隣町の
上ノ加江・磯などに較べると磯の数も少なめですが、時折大型のグレやチヌのあがる底力をもった釣り場と言えます。

コウモリは、久礼の磯グループの中では最北端に位置し、
行政区としては須崎市安和の領分である中崎の端にあります。
背後に県道320号線が通る断崖を控え、北西の風には強く上物・底物共に狙える磯です。

松バエはコウモリの西方向に位置し、北西の風に強い上物中心の磯です。
北〜北西側の磯は地続きで、県道320号からの地磯としても利用されているようです。

青木崎の北側の端、通称「ハチの巣」と呼ばれている
箇所の地続きの突端にスズレがあります。主として上物狙いの磯です。

通称「ハチの巣」と呼ばれている青木崎の北端の沖にある
ドッシリしたハエがスズメです。この磯は、上物・底物共に可能で、
底物は船着き場辺りと裏側(北)の2ヶ所にポイントがあります。

青木崎の小黒は、黒ハエ・グループの最大の磯である
大黒ハエの北方角に位置するハエで、主として上物狙いの磯です。
船着き場は東西2ヶ所にあります。

青木崎の大黒ハエは、黒ハエ・グループで最も大きい磯で、
波に強い上物中心のハエです。
南東に位置するワラ黒との間の水道も実績の多いポイントとなっています。

青木崎のワラ黒は、黒ハエ・グループの最大の磯である
大黒ハエの南東に位置する小さなハエで、上物中心の波に弱い磯です。
写真左に見えるのは大黒ハエの一部です。

青木崎の二番ハエは、同じ黒ハエ・グループに属する一番ハエの北西に位置し、
主として上物狙いの磯ですが、大型の上物や大釣りが期待できる
A級磯です。

青木崎の一番ハエは、久礼の磯群の中では最東端の沖合に位置し、
黒ハエ・グループに属しています。潮通しも良く、上物・底物共に可能で人気の高い磯です。

大バエは大野岬の沖合にあり、ハエの南東および南西側の前方にシモリがあります。上物中心の磯です。

平バエは、景勝地としても有名な
「
双名島」の
東沖合に位置しています。
ハエの南〜南西側全面にシモリが点在しており、その周辺と磯の東寄りで上物が狙えます。
また底物狙いはハエの東側で可能です。平らで低く波に弱い磯です。

丸バエは、平バエの南に位置する小さな低い磯であり、
波に弱くウネリが多少でもある時は渡礁できないので、冬場の凪の日が狙い目です。
ここは上物・底物共に釣果の期待できる人気磯です。
上物の場合、フカセ釣りは磯の西側で、またカゴ釣りは磯の東側で行われているようです。
底物は船着き場辺りで可能です。
●動画で見るマルバエでの釣り風景

ヤカセは、
双名島
の灯台(南側の島)の南方向にあり、上物狙いの磯です。

岡松は、形がライオンに似ていることから通称「ライオン島」と呼ばれています。
磯の東側面で上物を狙えます。久礼新港の沖合に位置します。

ドウセンは、大津崎の北方角に位置し、潮通しも良く人気磯の一つです。
釣りポイントは主にハエの東側で、上物を狙えます。

沖松は、大津崎グループに属し、ドウセンの南に位置しています。
主に上物狙いの磯で、釣りポイントはハエの東側面です。

猿の腰掛は、沖松の南東側すぐ隣りに位置し、
ハエの表(東側)と裏(西側)の両方で上物を狙えます。

ウスバエは、潮通しの良い大津崎の端付近にあり、
直ぐ隣は
上ノ加江領域です。ウスバエはハエと岡の2ヶ所で竿を出せ、主に上物狙いの磯です。